|
● 1996〜1999年度(3年間)の厚生科学研究費補助金エイズ対策研究事業におけるエイズ拠点病院針刺し・切創事故調査では、3年間でエイズ拠点病院延べ608施設から15,119件(解析可能データは11,798件)の針刺し切創事故データを集積し、下記が報告されています。
※
1年間に100病床あたり4件の頻度で針刺し切創事故が発生していた
※
HIV陽性患者での針刺し切創事故は88件(0.6%)であり感染例は0件
※
HCV陽性患者での針刺し切創事故7,708件(51%)であり、感染発症例は28件
※
HBV陽性患者での針刺し切創事故は1,862件(12%)であり、感染発症は判定不可
※ 原因器材は、ディスポ注射器 29%、
翼状針 22%、
縫合針 11%、
静脈留置カテーテル 6%
の順で多かった
※入院HCV罹患率を指標として事故の報告率を推定した結果報告される事故の割合は全体の8割程度であり、1998年は16%〜22%と推定される
※1病院では、針刺し事故防止機構のついた鋭利器材(安全器材)の導入によって、
針事故が1/10に減少していた
● この報告の要旨には、「日本の医療現場でも、リキャップせずに廃棄できるシステムと防御装置の付いた器材を導入することが緊急の課題と思われた」と明記されいます。
|