注射針安全処理装置
Used Injection Needl Melting Device E-70N

針刺し事故資料

 本日 昨日

ウィルスや細菌が増殖すると院内感染の発生要因にもなりますので、使ったその場での処理をお薦めいたします。

針刺し事故のアンケート調査


【調査主体】 千葉県臨床工学技師会 会長:松金隆夫  調査委員:三浦圀男

【調査目的】 針刺し事故の現況を把握・分析し問題点を探り、今後の対策を考えるため

【対  象】 千葉県臨床工学技師会 会員287名

【方  法】 「針刺し事故に関するアンケート」をハガキ回収

【期  間】 2002年7月15日〜2002年8月20日

【回答数等】  112名から回答、回収率39%

1)勤務先

所属施設は私立病院が72%と最も多く、以下のような数値です。
私立対国公立の比率は83対17。

1- 私立病院・・・・

72%

2- 医 院・・・・・

12%

3-私立大学病院・・

1%

4- 国公立大学病院・

1%

5- 国立病院・・・・

0%

6- 自治体病院・・・

1%

7-その他公立病院・

10%

2)経験年数

6〜10年勤続が多いが、平均的な数値であると思われる。

 

3)針刺し事故の原因

原因の多くは、不注意によるものであった

1-思いこみ・・・・・

14%

2- 不注意・・・・・・

55%

3-知識不足・・・・・

1%

4-経験不足・・・・・

6%

5-患者の状態把握不足

1%

6-不可抗力・・・・・

18%

7- 交代によるもの・・

3%

8-その他・・・・・・

1%

4)針刺し事故の経験

回答数のうち、約80%が事故の経験があった。

そのうち、70%が複数回の事故にあっています。

5)針刺し事故の状況

リキャップ時が最も多く、作業には最新の注意が必要である。
使用後の廃棄時での注意が必要である。
多くの状態での針刺し事故が起こっていることが判明した。

1-リキャップ・・・・・

32%

2-血液回路の管注や採血

20%

3-廃棄(膿盆からの処理など)

11%

4-採血管への分注・・・

2%

5-穿 刺 ・・・・・・

15%

6-処置介助・・・・・・

8%
7-放置針 6%

8-手術時・・・・・・・

2%

9-その他・・・・・・・

4%

 

以下は、針刺し事故/日本の現状を Q&A方式で示したものです。

平成11年度 厚生科学研究費補助金エイズ対策研究事業 HIV感染症に関する臨床研究針刺し事故の現状と対策
:1996〜1998年(3年間)のエイズ拠点病院における針刺し・切創事故調査結果より

Q.1 -針刺し事故による感染率は? 

 

● HIV 0.3%

● HCV 1.8%

● HBV 1.62%

CDC MMWR June29,2001/Vol.50/No.RR-11

Q.2 -日本で針刺し事故によって感染した
  医療従事者はいますか?

 

   その他の関連資料 

  

   【E-70N 導入先例】

「はい。」

● HBVに関してはB型ワクチンの接種や免疫グロブリンなどによって最近急激に減少しています。

● HCVに関しては統計の始まった平成5年度から毎年多くの医療従事者がHCV感染労災認定されており、平成11年までの7年間で377名(医師39名、看護婦307名、臨床検査技師9名、 その他22名)認定されています。

● HIVに関しては、東京都内の大学病院で清掃作業中の男性が針刺し事故でHIVに感染し、エイズを発症して死亡した事例報告について、厚生労働省から公表されました。

Q.3-日本で針刺し事故によって感染した
  医療従事者の訴訟例はありますか?

「はい。」

最終的には和解が成立しましたが、1999年3月針刺し事故よってHCV感染したのは病院側が十分な指導をしなかったからだとして病院を経営する医療法人を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は病院側に約2740万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。<記事>

日本醫事新報No.3954(2000.2.5)

Q.4-日本での針刺し事故の実態は?

 

 

 

 

● 1996〜1999年度(3年間)の厚生科学研究費補助金エイズ対策研究事業におけるエイズ拠点病院針刺し・切創事故調査では、3年間でエイズ拠点病院延べ608施設から15,119件(解析可能データは11,798件)の針刺し切創事故データを集積し、下記が報告されています。

※ 1年間に100病床あたり4件の頻度で針刺し切創事故が発生していた

※ HIV陽性患者での針刺し切創事故は88件(0.6%)であり感染例は0件

※ HCV陽性患者での針刺し切創事故7,708件(51%)であり、感染発症例は28件

※ HBV陽性患者での針刺し切創事故は1,862件(12%)であり、感染発症は判定不可

※ 原因器材は、ディスポ注射器 29%、
        翼状針       22%、
        縫合針       11%、
        静脈留置カテーテル 6%
の順で多かった

※入院HCV罹患率を指標として事故の報告率を推定した結果報告される事故の割合は全体の8割程度であり、1998年は16%〜22%と推定される

※1病院では、針刺し事故防止機構のついた鋭利器材(安全器材)の導入によって、

 針事故が1/10に減少していた

 

● この報告の要旨には、「日本の医療現場でも、リキャップせずに廃棄できるシステムと防御装置の付いた器材を導入することが緊急の課題と思われた」と明記されいます。

Q.5 針刺し事故対策として有効な対策は?

● 2000年3月CDCは、使用された器材の種類や操作方法にもよるが62‐88%の針刺し切創事故が安全器材によって防止可能であると推定しています。

(注)CDC=Centers for Disease Control and Prevention,

1600 Clifton Rd, Atlanta, GA 30333, U.S.A

Tel: (404) 639-3311
http://www.cdc.gov/

【米国において、E-70は45万台の導入実績を有します。】

<針刺し事故の関連記事>

病院の清掃中に針刺してエイズ感染?男性死亡(2001年9月8日 読売新聞、他)

東京都内の大学病院の清掃作業員(57歳男性)が、体調不良で今年5月に受診した結果、HIV感染しエイズを発症していることが判明。感染経路については、「病院の手術室で清掃中に何回も注射針などで針刺しがあった」と医師に話していたが、数日後に死亡。

 

針刺し事故訴訟(1999年3月9日 朝日新聞-大阪)

「新人時代(准看護婦)に患者の血液検査中、指に刺さった注射針からC型肝炎に感染したのは病院が十分な指導をしなかったからだ」として、病院を経営する医療法人を相手取り総額約3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は、病院側に約2740万円の支払を命じる判決を言い渡した。→病院側は控訴し2000年4月に和解。

 

「廃棄注射針」でエイズ死

   エイズ死亡、初の報告例  都内の大学院病院、作業の男性

200198日 読売新聞より

都内の大学病院で清掃作業中の男性が、医療廃棄物として出された使用済みの注射針を誤って刺した「針刺し事故」でHIV(エイズウイルス)に感染し、死亡したと疑われる事例が、厚生労働省のエイズ動向委員会に報告されていたことが7日わかった。医療現場での針刺し事故が原因とされるHIV感染の報告例は国内初。同省では、今回の事例が、医師や看護婦などの医療従事者でなく、十分に危険性の情報を持っていない外部の清掃業者で起きたことを重視。近く医療廃棄物を扱う清掃業界に注意を呼びかける通知を出すとともに、同様の事故を防止するための具体的な方策の再検討を始める方針だ。

 死亡したのは5、60代の男性で、都内の大学病院で清掃業者の作業員として働いてきた。今春、体調不良を訴え都内の病院で受診し、HIVに感染しエイズを発症していることが判明。間もなく死亡した。

 主治医が生前、感染経路について尋ねたところ、男性は「病院の清掃作業中に注射針を刺したことがある」と話したという。

 感染症法は、新たなHIV感染、エイズ発病について医師に報告を義務付けており、この主治医は「推定される感染経路」欄に、男性の自己申告通り「針刺し事故」と記載して発生届を提出。7月31日の動向委員会に報告された。針刺し事故が起きた時期や状況など詳しいことは報告されていない。

 同省では、男性がすでに亡くなっていることや、感染源とされる注射針が廃棄されていることなどから、「HIV感染の原因が本当に針刺し事故か明確にするのは、現状では難しい」としており、感染者のプライバシー保護を配慮しながら調査するという。

 ただし動向委員会は、医療施設の清掃業者に針刺し事故が起きていたことを重視。同省に対し、清掃業界への注意喚起を呼びかけるよう求めた。また同省は事故が起きた際には、医療施設で検査、治療を受けるよう要請することも検討している。

 同省はさらに、医師や看護婦などの医療従事者に対しても、改めて使用済み注射針の適正な廃棄を指導していく方針だ。







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